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2018 年度 研究成果報告書

ツーリズムにおける「スピリチュアル・マーケット」の展開の比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03329
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 観光学
研究機関筑波大学

研究代表者

山中 弘  筑波大学, 人文社会系, 教授 (40201842)

研究分担者 岡本 亮輔  北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (30747952)
別所 裕介  駒澤大学, 総合教育研究部, 准教授 (40585650)
安田 慎  高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (60711653)
外川 昌彦  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (70325207)
鈴木 涼太郎  獨協大学, 外国語学部, 准教授 (70512896)
門田 岳久  立教大学, 観光学部, 准教授 (90633529)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード宗教 / ツーリズム / マーケット / 聖地 / 巡礼 / パワースポット / スピリチュアリティ
研究成果の概要

(1)現代社会において、消費主義的な態度を介して宗教的マーケットが成長しており、開発途上の諸地域でも中間層を中心に消費主義的態度が滲透し、巡礼などの宗教的商品の需要が高まっている。しかし、これは、オルタナティブな宗教の需要の増加を意味するものではなく、伝統宗教が中間層に受容されやすいように加工されている場合も多い。
(2)「スピリチュアル・マーケット」の理論的枠組みは、(1)宗教的多元化、(2)宗教の消費者的選択、(3)宗教的商品のマーケットの形成、(4)需要側の「探求の志向性」ないし「再帰的スピリチュアリティ」の心理的状況の出現、からなっている。

自由記述の分野

宗教社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、宗教的理由をもたずに伝統的な巡礼地への訪れる人々が増加している。こうした需要をどのように考えるのか。それはツーリズム産業の宗教領域への侵入か、それとも宗教領域の衰退化か、あるいは人々の意識の変化か。これらの問いを宗教社会学の研究として正面から受けとめ、制度としての宗教側、人々の意識、ツーリズム産業、先進産業社会と発展途上社会との差異、これら複数の変数とアクターを念頭において、現代社会における宗教とツーリズムのダイナミズムな関係を論じることができた。

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公開日: 2020-03-30  

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