研究課題/領域番号 |
16H03347
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 貴之 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (20434607)
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研究分担者 |
鈴木 真 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (30536488)
笠木 雅史 名古屋大学, 教養教育院, 特任准教授 (60713576)
井頭 昌彦 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (70533321)
太田 紘史 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (80726802)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | メタ哲学 / 実験哲学 / 自然主義 |
研究実績の概要 |
今年度は以下のような研究活動を実施した。 プロジェクト全体としては、第一に、本プロジェクトの主要テーマの一つである実験哲学を主題とした概説書『実験哲学入門』の共同執筆を進めた。同書は、実験哲学を主題とした初の日本語書籍であり、分析哲学の主要領域における実験哲学研究を概観するとともに、実験哲学のメタ哲学的な意義を考察している。この書籍は2020年6月に刊行予定である。 第二に、オスロ大学ConceptLabとの共催で、2019年5月16日および17日に、哲学における進歩を主題とした国際ワークショップを開催した。同ワークショップでは、オスロ大学のヘルマン・カペラン教授らが発表し、その内容について参加者全員で議論した。同ワークショップの開催を通じて、ConceptLabおよびセントアンドルーズ大学Archeとの関係を強化することができた。 第三に、セントアンドルーズ大学のパトリック・グリーノウ教授やオーストラリア国立大学のダニエル・ストルジャー教授らを講演者としたメタ哲学に関する講演会を開催し、今後の研究交流に向けた人的ネットワークを形成した。 各プロジェクトメンバーの活動としては、鈴木貴之は、哲学的自然主義の一つの応用問題として、精神医学における価値や規範の問題を検討し、その成果を日本精神神経学会のシンポジウムで発表した。笠木雅史と太田紘史は、メタ倫理学を主題とした論文集『メタ倫理学の最前線』を分担執筆し、日本科学哲学会で進化的暴露論証を主題とした研究発表を行った。鈴木真は、鈴木貴之と太田紘史が分担執筆した書籍『<概念工学>宣言!』の合評会を開催した。 以上の活動を通じて、実験哲学を中心としたメタ哲学一般に関する研究と、メタ哲学の個別的な主題に関する研究を並行して実施した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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