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2018 年度 研究成果報告書

「同時代性」の探究:思想史・芸術学・文化ポリティクスからの複合的アプローチ

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03358
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 思想史
研究機関東京大学

研究代表者

長木 誠司  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (50292842)

研究分担者 田中 純  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10251331)
清水 晶子  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40361589)
オデイ ジョン  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50534377)
高橋 哲哉  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60171500)
加治屋 健司  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (70453214)
森元 庸介  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (70637066)
桑田 光平  東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80570639)
刈間 文俊  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00161258)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード同時代 / アナクロニズム / ポストモダニズム
研究成果の概要

同時代的であるとはどういうことなのかという問いを出発点に「同時代性」の概念的な内実と実践的な射程を、思想史的な変遷と文化ポリティクスにおける現在を架橋しながら明らかにした。同時に文学・芸術諸ジャンルにできるだけ多くの事例を求め、メディア環境の進展がもたらした効果をも慎重に考慮しながら、同時代性をめぐる表象の多面性を明らかにした。ポストモダン以来、意匠を取り換えながら引き継がれた「ポスト‐」にもとづく視角を決定的に更新し、潜性態において過去・未来を含みながら、それ自体として異質な時間が遭遇するトポスでもある同時代性の複合的な性質を解明するという目的に、さまざまな角度からアプローチして成果を得た。

自由記述の分野

表象文化論

研究成果の学術的意義や社会的意義

非歴史性への志向とアイロニカルな事後性を特徴する従来のポストモダン研究に対し、本研究は1) 歴史への関係が強い意味での経験であり、したがって過去はむしろ同時代性の構成的与件であると捉え、2)思想と創作、また端的に生存の原勢態に胚胎される未来を徴候的に認識しようと試みる点に独自性を持ち、同時代性をレトロスペクティヴとプロスペクティヴの相互的浸透をつうじて再発明することをざす本研究は、人文学の発見術的価値の拡大に確実に貢献する。

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公開日: 2020-03-30  

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