研究課題/領域番号 |
16H03381
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
羽田 康一 東京藝術大学, 美術学部, 講師 (30240724)
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研究分担者 |
長谷川 克義 長岡造形大学, 造形学部, 准教授 (80460319)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | リアーチェのブロンズ / 連続楕円形鑄掛け熔接 / 鑄造土 / 鑄型 / アゴラーのニーケー頭部 / アゴラーの鍍金騎馬像断片群 / ペイライエウスのアテーナー / ペイライエウスのアルテミスAB |
研究実績の概要 |
2018年度の活動を摘記する。 (1) 文献調査(羽田・松本)──2018年4月~通年、古代文献と研究文献の収集・調査。 (2) 現物調査(羽田・松本)──10/23-24、レッジョ・カラーブリア国立考古博物館で「リアーチェ」の現物調査。10/28-11/2、アテネ、アゴラー博物館で「アゴラーのニーケー頭部」「アゴラーの鍍金騎馬像断片」および敷地内鑄造坑からの出土品(鑄型断片多数、ブロンズ湯口・湯道・上がりの断片ほか)の現物調査。ピレアス博物館で「ペイライエウスのアポッローン、アテーナー、アルテミスAB」の現物調査。アテネ・コリントス・アルゴスおよびその周辺の断層から鑄造に適した粘土と土を採取。 (3) 再現制作(松本)──4月~通年、すでに制作した「リアーチェ」の元原型の補完。連続楕円形鑄掛け熔接の追加再現実験と検証。大理石基台への鉛による固定の再現実験。鑄造土・蝋原型・鑄型の再現実験。 (4) 成果公開──4月~通年、2017年11月に開設・公開したウェブサイトの更新・充実(羽田)。2016年11月イタリアで実施したシンポジウムの論文集に収める論文の一部の執筆と翻訳(日伊4本、伊日4本。羽田)。8/11、筑波大学の研究集会で研究発表:「リアーチェ」の連続楕円形鑄掛け熔接、および鑄造土と鑄型の再現実験について。再現実験成果物の展示(松本)。9/16、専修大学(東京)で開催されたアジア鑄造技術史学会の大会で研究発表:「リアーチェ」の鑄造土と鑄型の再現実験について。再現実験成果物の展示(松本)。10/25-26、レッジョ・カラーブリア国立考古博物館とメッシーナ大学古代現代文明学科で開催された「リアーチェ・コンヴェーニョ」で研究発表5本:鑄造土と鑄型、連続楕円形鑄掛け熔接の再現実験など。再現実験成果物の展示。帰国後、コンヴェーニョ論文集に収める論文5本の執筆(羽田・松本)。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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