研究課題/領域番号 |
16H03401
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
納富 信留 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (50294848)
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研究分担者 |
長谷川 岳男 東洋大学, 文学部, 教授 (20308331)
栗原 裕次 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (40282785)
田中 伸司 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (50207099)
大芝 芳弘 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (70185247)
田坂 さつき 立正大学, 文学部, 教授 (70308336)
高橋 雅人 専修大学, 文学部, 教授 (90309427)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 西洋古典 / 哲学 / 西洋史 / 人間 / 古代哲学 / プラトン / アリストテレス / 超越 |
研究実績の概要 |
本プロジェクトでは海外の国際学会に参加して研究発表や論文の公刊を行うと共に、海外からの研究者の講演会・セミナーを開く活動を中心にしている。 2019年7月16~19日にフランス・パリで開催された国際プラトン学会「第14回プラトン・シンポジウム」(テーマ:プラトン『パルメニデス』)に栗原裕次(IPS実行委員)と納富信留、田坂さつき、荻原理が参加し、納富と田坂が研究発表を行った。9月29日~10月6日にはオスロ大学からトマス・ヨハンセン教授を招いて(立正大学と共同企画)プラトン『ティマイオス』を主題にセミナーを開催した。4月17日にはTamer Nawar博士(フローニンゲン大学)を招いてプラトン『ポリテイア』で、6月3日にはマーク・マクフェラン教授(サイモン・フレーザー大学)を招いてプラトン『パイドン』の講演会を開催した。 納富は6月19日にはオランダ・フローニンゲン大学での相対主義学会、9月22日には中国・中山大学で開催された第5回日中哲学フォーラム、10月5日には台湾・中国文化大学で開催された国際学会、11月23日には中国・北京大学で開催された古典学交際シンポ、12月7日にはアメリカ・プリンストン大学で開催されたプリンストン古代哲学会、2020年2月21日にはイギリス・オクスフォード大学で開催された「イメージ」セミナーで講演・研究発表を行った。 科研グループでの研究集会は12月27日に東京大学で開催し、土橋茂樹の著書『善く生きることの地平』『教父と哲学』の書評会を行った。なお、2020年3月に計画していた研究集会は中止となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
プロジェクト・メンバーが複数の国際学会に運営者、発表者・参加者として積極的に関わり、大きな成果をあげることができた。とりわけ、7月にパリで開催されて国際プラトン学会「第11回プラトン・シンポジウム」に参加して発表や議論を行った。2020年に入ってからは新型コロナ感染症の影響で研究会などが見送られた。
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今後の研究の推進方策 |
本プロジェクトでは国際学会への参加が大きな比重を占めているが、2020年度は新型コロナ感染症の影響で海外での研究会や国際学会が多くキャンセルされる見通しであるため、今後しばらくは成果の取りまとめに比重を置いて、国内で可能な限りの研究活動を続けていく。
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