今後の研究の推進方策 |
2017年度中に合計3000万語に及ぶ5本の司法英語コーパスを完成させる。それを基に既に決定されている、発信型の司法英語が取り上げるべき以下の5つの項目の候補となる項目を絞り込み、それぞれの項目の中から代表的な語を選んでそのサンプルを作成する。 1.一般語義と専門語義を併せ持つ一般的な語200 語:(例:act, action, case, party, title)、2.司法英語独特の類義語群:100 グループ(例:lawyer, solicitor, barrister, counselor,attorney)、3.専門的な法律の概念の差によって使い分けられる法律用語:100 グループ( 例:responsible/responsibility, liable/liability)、4.専門用語をディスコース内に導入するために使われる基本的な動詞:30語(例:bring、file、enter、make、hold)、5.日本人特有の司法英語上の問題点(例:冠詞の有無、単数形と複数形の使い分け、冗長表現、司法英語の慣用表現の使い方、日本語からの影響を受けた不自然な司法英語表現) 出版社と具体的な記述方法につき、サンプルを基に議論を詰めてゆく。
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