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2018 年度 研究成果報告書

“帝国”周縁部における国勢調査・人口調査の比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03462
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 史学一般
研究機関東京外国語大学

研究代表者

中見 立夫  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 名誉教授 (20134752)

研究分担者 野田 仁  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (00549420)
青木 雅浩  東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (70631422)
研究協力者 広川 佐保  新潟大学, 人文科学系, 准教授 (90422617)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード国勢調査 / 人口調査 / 帝国の歴史 / 大清帝国 / ロシア帝国 / 帝国日本 / 民族問題 / 帝国の周縁部
研究成果の概要

ロシア帝国、清朝、さらには帝国日本もその領域内に多くの民族集団を含んでいた。それらが近代的な国民統計・人口調査事業の対象となったのは19世紀以降である。本研究課題では、ロシア帝国周縁部、清朝辺境、あるいは帝国日本の周縁住民に関する人口調査がそれぞれの国勢調査事業のなかでどのように行われ、調査資料が現在、どのように保管されているかを研究活動の中心とした。調査資料が保管されているロシア、モンゴル、中国などの文書舘で調査した。この結果、20世紀初頭における「モンゴル系」住民の総人口数と分布や、いわゆる「満洲族」に分類される人々の総人口数と分布状況が明らかとなり、また調査方法の特徴も明らかとなった。

自由記述の分野

東洋史学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、国民の定義や国民統合や民族の形成に関する問題が関心を集めているが、その基礎となるのは国勢調査・人口調査のデーターであり、東アジア地域では、19世紀後半より、様々な国家により調査事業はおこなわれたが、この研究課題実施により、たとえば「モンゴル人」、「満洲人」というひとびとがロシア帝国、清朝でどのように調査対象となったか、また支配下においた日本の植民地機関はどのように識別したかを初めて明らかとした。

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公開日: 2020-03-30  

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