研究課題/領域番号 |
16H03467
|
研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
平田 雅博 青山学院大学, 文学部, 教授 (90181164)
|
研究分担者 |
原 聖 女子美術大学, 芸術学部, 教授(移行) (20180995)
割田 聖史 青山学院大学, 文学部, 准教授 (20438568)
安村 直己 青山学院大学, 文学部, 教授 (30239777)
岡本 真希子 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (30298111)
佐々木 洋子 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (30332480)
川手 圭一 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50272620)
川崎 亜紀子 東海大学, 文学部, 准教授 (00350398)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | グローバル化 / 翻訳 / 地域 |
研究実績の概要 |
本研究は、「翻訳」という分析視角を通じて、近代の諸地域における文化変容を歴史学的に検討するものである。具体的には、研究対象をマクロレベルの「言語帝国主義」がひきおこす文化変容、ミクロレベルの文化変容の諸相について、個別研究の相互比較検討を行う。対象地域としては、ヨーロッパ・アメリカ圏、東アジア圏を中心的に扱い、「翻訳」(文化翻訳を含む)という概念を通じて、文化接触・変容・交流・大公・摩擦といった諸側面を検討していく。 初年度である平成28年度は、研究組織是内での問題意識の共有を主目的とし、研究組織内の研究会を中心に行った、 平成28年度は、研究会を4回開催した。それぞれの日時と報告者、報告タイトルは以下の通りである。2016年度第1回目:2016年4月30日、原聖「科研「言語帝国主義と翻訳」のための「翻訳」基本文献紹介」。第2回目:2016年7月23日に西山暁義(連携研究者)「ベルリン大学東洋言語セミナー:帝政期ドイツにおける非ヨーロッパ外国学Auslandswissenschaftの端緒」。第3回目:2016年12月17日に安村直己「新世界征服と翻訳」。第4回目:2017年3月27日に岡本真希子「日本統治期台湾における通訳・翻訳に関する史料について-台湾調査からの覚え書き-」。それぞれの報告と関する議論を行い、個別研究の比較・検討と問題意識の共有を行った。なお、今年度は、海外からの研究者の招聘については実現できなかった。 また、フランス(川崎)、台湾(岡本)において、個別研究を進めるための資料調査を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
初年度である平成28年度に関しては、研究組織内の問題意識の共有を図るため、研究会を中心に活動を行うことを予定していた。 本年度は、4回の研究会を行うことができ、また、資料調査も行うことができたため、研究課題はおおむね順調に進展しているということができる。
|
今後の研究の推進方策 |
今後も、研究組織内の研究会などを通じて、問題意識の共有に努める。 さらに、研究組織外の研究者(海外の研究者も含める)を招聘し、講演会・研究会を行っていく。 また、個別の研究の推進のため、国内外への調査を行う。
|