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2018 年度 研究成果報告書

戦国軍記・合戦図屏風と古文書・古記録をめぐる学際的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03480
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関共立女子大学

研究代表者

堀 新  共立女子大学, 文芸学部, 教授 (80296524)

研究分担者 湯浅 佳子  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00282781)
山本 聡美  共立女子大学, 文芸学部, 教授 (00366999)
金子 拓  東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10302655)
川合 康  大阪大学, 文学研究科, 教授 (40195037)
佐島 顕子  福岡女学院大学, 人文学部, 教授 (40225173)
山本 洋  金沢大学, 国際機構, 准教授 (50583168)
黒田 智  金沢大学, 学校教育系, 教授 (70468875)
山本 博文  東京大学, 史料編纂所, 教授 (80158302)
井上 泰至  防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 人文社会科学群, 教授 (90545790)
研究協力者 曽根 勇二  
堀 智博  
光成 準治  
米田 結華  
米谷 均  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード合戦図屏風 / 軍記物語 / 戦国合戦 / 関ヶ原合戦 / 大坂の陣
研究成果の概要

歴史学では二次史料とされて評価は低い軍記物語・合戦図屏風を、古文書・古記録といった一次史料と比較参照しながら読み解くことを目的として、歴史学・文学・美術史学の専門家による共同研究を行った。おもな検討対象は慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いと、慶長19~20年(1614-15)の大坂の陣である。
同時代史料や当事者の軍功覚書(後年のものも含む)、家譜などをもとに17世紀中頃に軍記物語が成立し、18世紀以降の軍記物語はそれを娯楽化して史実からは離れていく。合戦図屏風も17世紀中頃までに成立したものは史実の絵画化を意図したものであるが、18世紀以降に成立したものは娯楽化した軍記物語を描いた内容となる。

自由記述の分野

日本史

研究成果の学術的意義や社会的意義

軍記と合戦図屏風は社会的な関心は高いが、歴史学では二次史料とされて評価は低く、ほとんど研究蓄積がなかった。17世紀中頃までに成立した軍記・合戦図屏風は史実の再現を意図したものであり、人名や日時等の誤りや絵画化による虚構もあるが、時代の雰囲気を知る点では有用である。しかし、主に19世紀に成立した軍記物語と合戦図屏風は娯楽化したものであり、両者を混同した二次史料批判は改める必要がある。ただし、これらの史料も18世紀以降に戦国合戦がどのように認識されていたかを知るうえでは有用である。

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公開日: 2020-03-30  

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