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2020 年度 研究成果報告書

中世日本の東アジア交流史に関する史料の集成的研究と研究資源化

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03484
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関国立歴史民俗博物館

研究代表者

荒木 和憲  国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (50516276)

研究分担者 伊藤 幸司  九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (30364128)
榎本 渉  国際日本文化研究センター, 研究部, 准教授 (60361630)
須田 牧子  東京大学, 史料編纂所, 准教授 (60431798)
後藤 真  国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (90507138)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード日本中世史 / 東アジア交流史 / 史料研究 / 研究資源 / メタデータ / ファセット / 日本古代史 / 東アジア史
研究成果の概要

分権的な日本中世社会において分散的に生成された〈東アジア交流史関係史料〉の集成を目的とし、概ね960年から1592年に至るまでの史料15,742件を検出した。それをもとに、データベースを作成・公開した。個別の史料に対し、基本データ(年月日、作成・発信者、受信者、史料名)を付与することで、編年での配列等を可能とした。加えて、本文テキスト、および史料の生成・授受の主体・地域に関するメタデータを付与することで、ユーザーが求める史料が検索でヒットする確率を高めた。一方、冊子版・PDF版の史料集『中世日本 東アジア交流史関係史料集成(稿)』(全1,780頁)を作成・公開した。

自由記述の分野

日本中世史・東アジア交流史

研究成果の学術的意義や社会的意義

中世日本の東アジア交流史に関しては、精緻な個別研究が蓄積されてきたが、それと比例して総合・比較研究の必要性も増している。それを実証的なレベルで深めるためには〈関係史料〉の網羅的な把握が必要不可欠である。しかし、分権的な中世社会で分散的に生成された〈関係史料〉の全容を把握するのは困難な作業であり、従来は部分的に史料集成の試みがなされてきた。これに対して本研究では、〈関係史料〉の全容解明をめざして網羅的な検出作業を試みた。データベースと史料集(冊子版・PDF版)を作成・公開し、当該分野の研究者だけでなく、関連諸分野の研究者の〈関係史料〉へのアクセスを容易とした。人文学の諸分野に貢献する成果である。

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公開日: 2022-01-27  

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