研究課題/領域番号 |
16H03497
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
剣持 久木 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (60288503)
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研究分担者 |
吉岡 潤 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (10349243)
近藤 孝弘 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40242234)
西山 暁義 共立女子大学, 国際学部, 教授 (80348606)
川喜田 敦子 中央大学, 文学部, 教授 (80396837)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 公共史 / 歴史博物館 / 歴史教科書 / ヨーロッパ / 映画 / 歴史教養メディア / 映画 |
研究成果の概要 |
本研究は、ヨーロッパで進行中の歴史研究成果の伝達の最前線を公共史Public Historyの展開という視点で考察してきた。具体的には、書物、映画、博物館の三つのメディアを研究対象として、ドイツ、フランス、ポーランドをはじめとするヨーロッパの歴史書、歴史映画そして歴史博物館の関係者との対話、研究者との交流を行ってきた。現地の視察や歴史書や歴史映画の分析を行った成果は2018年に論文集として出版されたほか、内外の学会や研究集会で報告を行っている。それらを通じて、ヨーロッパでの経験の検討を踏まえた今後の展望として、東アジア共通歴史博物館構想の可能性についての問題提起を行っている。
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自由記述の分野 |
フランス現代史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
公共史の目的は、専門家と非専門家というタテの境界、国境というヨコの境界を超えて、歴史研究の成果を社会に伝えることである。独仏を筆頭に、歴史認識の共有が進展しているヨーロッパでの公共史の実践を研究する本研究は、東アジアへの応用を視野に入れている。本研究の研究成果は、東アジア地域における歴史認識をめぐる対立を解決する方法を具体的に提案するものになっている。
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