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2018 年度 研究成果報告書

古墳分布北縁地域における地域間交流解明のための実証的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03504
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 考古学
研究機関福島大学

研究代表者

菊地 芳朗  福島大学, 行政政策学類, 教授 (10375347)

研究分担者 藤澤 敦  東北大学, 学術資源研究公開センター, 教授 (00238560)
石橋 宏  東北大学, 埋蔵文化財調査室, 専門職員 (30755509)
柳沼 賢治  福島大学, うつくしまふくしま未来支援センター, 特任教授 (60783074)
日高 慎  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70392545)
研究協力者 高木 晃  
青山 博樹  
草野 潤平  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード古墳時代 / 古墳分布北縁地域 / 東北地方 / 地域間交流 / 福島県団子山古墳 / 福島県塚前古墳 / 宮城県一塚古墳 / 宮城県亀井囲横穴群
研究成果の概要

本研究は、日本列島の古墳分布北縁地域である東北地方の古墳を主要な対象とし、顕著な地域間交流を示す遺構・遺物の実証的な調査分析を通じ、北縁地域の古墳の成立・変遷・終焉の過程と、それをもたらした地域間交流の実態を組織的に解明することを目的とした。この目的のもと、①北縁地域の重要古墳に対する発掘調査および測量調査、②北縁地域の既存の重要考古資料の調査分析、③これらをふまえた周辺地域の関連考古資料との比較検討を行った。以上により北縁地域における古墳文化の特質をこれまで以上に明確にでき、あわせて北縁地域で行われた地域間交流の動態と背景に迫ることができた。

自由記述の分野

考古学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、古墳分布北縁地域の墳墓や集落が周縁地域相応の劣った内容を有するのでなく、時期や地域によって最先端のものが含まれる一方、それらは面的な広がりをもつことや継続することはなく、ダイナミックな変転をみせつつ古代律令国家へ移行してゆくことが明確になった。これにより、古墳文化が古代国家と大きく異なる本質をもつことが判明するとともに、日本列島の国家形成過程を検討するうえで周縁地域の様相とその変化の背景を把握することの重要性が示されることになった。

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公開日: 2020-03-30  

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