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2018 年度 研究成果報告書

医薬化に伴う生の変容に関する人類学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03530
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 文化人類学・民俗学
研究機関大阪大学

研究代表者

島薗 洋介  大阪大学, グローバルイニシアティブセンター, 講師 (40621157)

研究分担者 飯田 淳子  川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (00368739)
西 真如  京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 特定准教授 (10444473)
浜田 明範  関西大学, 社会学部, 准教授 (30707253)
松嶋 健  広島大学, 社会科学研究科, 准教授 (40580882)
モハーチ ゲルゲイ  大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (90587627)
研究協力者 牛山 美穂  
北中 淳子  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード医療人類学 / 薬剤 / 創薬・製薬 / 実験 / 生政治 / 医薬化
研究成果の概要

近年、創薬・製薬過程の分子化とグローバル化が同時に進行する中で、多くの人々が日常的に様々な薬剤を摂取しながら生きるようになっている。
本研究では、薬剤を媒介として、どのような生に関する科学・技術と政治・経済の新たな連関が出現しつつあるのか、また、そうした連関は人々の生の営みにどのような影響をもたらすのかを医療人類学の視点から解明するための研究を行った。その結果、薬剤は、人口の健康を統治する媒体という側面をもつ一方で、新たな仕方で人びとを結びつけ、新たな関係性の媒体となりうること、また、いずれの側面においても、化学的過程と社会的過程は相互に構成することが明らかとなった。

自由記述の分野

文化人類学、医療人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今日、ライフサイエンスやバイオテクノロジーの発達に伴い、新たな政治や経済の秩序が生まれつつある。こうした事態が人間の生のあり方にどのような影響を与えるのかを理解することは、人文・社会科学における喫緊の課題である。こうした中で、医薬という現在の生物医学の中核を担う対象に焦点を絞りながら、世界各地で民族誌的調査を行うことで、生命に関する科学・技術の発展がもたらす社会的問題や生にまつわる新たな政治・経済についての社会科学的論議に新たな視点を提供した点で本研究は大きな学術的・社会的意義を有する。

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公開日: 2020-03-30  

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