研究課題/領域番号 |
16H03578
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
西崎 文子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60237691)
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研究分担者 |
杉田 敦 法政大学, 法学部, 教授 (30154470)
篠原 初枝 早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 教授 (30257274)
酒井 啓子 千葉大学, 大学院社会科学研究院, 教授 (40401442)
三牧 聖子 高崎経済大学, 経済学部, 准教授 (60579019)
小泉 順子 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (70234672)
古矢 旬 北海商科大学, 商学部, 教授 (90091488)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | アメリカ外交 / 国際関係 / 外交思想 / 国際秩序 |
研究実績の概要 |
本年度は昨年度からの繰越金を使用し、米国から3名の研究者を招聘して国際シンポジウムを開催した。(そのうち1名の招聘には、共催科研費(B)「トランスナショナルな紐帯を保持する移民のホスト社会への編入=三つの最新事例(代表高橋均教授)からの資金を使わせていただいた)開催日、開催場所、概要は以下の通りである。 開催日:2017年11月12日(日)、開催場所:東京大学駒場キャンパス 講演者及び講演タイトル:1)デイヴィッド・グリーンバーグ教授(ラトガーズ大学)"An Intellectual History of Trumpism" 2)ナタリア・モリーナ教授(カリフォルニア大学サンディエゴ校)"Understanding Race as a Relational Concept" (上記トランスナショナル・・科研での招聘)3)マイケル・アダス教授(ラトガーズ大学)"Bad Wars, Failed Nation Building, and the Retreat from Globalism" 討論者:遠藤泰生教授(東京大学)、古城佳子教授(東京大学)、土屋和代准教授(東京大学) なお、同日午前中には、関連のセミナーを開催し、1)三牧聖子(高崎経済大学)"Bound to Lead? A Critical Examination of the US-led International Order 2)小田悠生(中央大学)"Contested Boundaries: Federal, State, and Local Immigration Powers and Immigrant Rights in the 21st Century" の二つの報告が行われた。 上記シンポジウムの成果は、アメリカ太平洋地域研究センター発行の紀要『アメリカ太平洋研究』18号(2018.3)で公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は昨年度からの繰越金も使用し、11月にアメリカから3名の研究者を招聘して(一部は他の科研費を使用)国際シンポジウム「アメリカは今 歴史から政治へ」(公開)を開催した。また、このシンポジウムと合わせて、主として専門家や大学院生を対象とするセミナーも開催した。シンポジウムの成果は東京大学総合文化研究科アメリカ太平洋地域研究センター発行の『アメリカ太平洋研究』18号(2018年3月)5~63頁に掲載されている。なお、3名の招聘者のうち、マイケル・アダス教授については、健康上の理由により来日が中止されたが、事前にペーパーが提出されており、シンポジウム及びその後の成果発表においてもこの企画に全面的に参加してもらうことができた。
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今後の研究の推進方策 |
本年度は最終年度にあたるため、研究代表者及び分担者は、学会報告や学会誌への投稿を通じての成果発表を中心とした活動を行う。基本的には各自が所属の学会での報告や論文成果発表を行う予定である。 研究成果の報告を中心とした研究会を7月及び2019年1~2月の二回開くとともに、10~11月には海外からの研究者を招聘し、公開セミナーを実施する。昨年度のシンポジウム、今年度のセミナーの内容などを踏まえ、成果公表に向けての話し合いも並行して進める予定である。
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