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2016 年度 実績報告書

「消滅」と「一極集中」の政治・行政

研究課題

研究課題/領域番号 16H03585
研究機関公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(研究部)

研究代表者

新藤 宗幸  公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(研究部), 研究部, 常務理事・研究部長 (30138549)

研究分担者 西尾 勝  公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(研究部), 研究部, 顧問 (60009800)
木村 佳弘  公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(研究部), 研究部, 研究室長 (50559812)
棚橋 匡  公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(研究部), 研究部, 主任研究員 (40573605)
川手 摂  公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(研究部), 研究部, 研究員 (60559813)
田中 暁子  公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(研究部), 研究部, 研究員 (70559814)
小石川 裕介  公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(研究部), 研究部, 研究員 (00622391)
和田 武士  公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所(研究部), 研究部, 研究員 (70759729)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード地方自治 / 地域社会 / 地域政治 / 地方行政
研究実績の概要

本年度は、過疎地域市町村における政治・行政・地域社会・住民生活の実態について重点的に調査を実施した。
まず、研究計画にしたがい、過疎地域市町村の人口・人口減少率・人口密度・財政力指数などの指標を収集し、それに地理的条件や産業構造などを加味して検討を行った結果、徳島県那賀町と鳥取県智頭町・日南町を予備調査の対象に選定した。予備調査は、那賀町については8月29日~31日に、智頭町・日南町については9月6日~9日にそれぞれ実施した。予備調査においては、行政担当者を中心に、当該地域の地勢・歴史および現在の主要課題などに関するヒアリングを行った。
その結果を踏まえてさらに検討を行い、徳島県那賀町を本年度の調査の対象に選定することに決定した。調査は、那賀町役場の全面的な協力を得て11月6日から12月9日まで実施し、町内の主要な場所を踏破して実地視察を行うとともに、町長・副町長を含む行政担当者、議員、地域住民など約30名にヒアリングを行った。これにより、行財政分析班は那賀町の各種政策や財政運営の状況に関する知見を得た。また政治分析班は、多くの議員に話を聞くことにより、地域政治の構造や地域における議員の役割に関する知見を得た。社会集団分析班は、地域社会の抱える課題や住民の活発な地域活動の実態に関する知見を得た。
さらに3月2日~4日には小中学校の統合問題に関する、また3月22日~24日には地域交通・買い物支援策に関する追加調査を実施し、行政職員や地域住民・商店主など約10名にヒアリングを行い、それぞれの論点に関する知見を得た。
上記の調査に加え、津波被災が想定される過疎地域における事前集団移転の取り組みについて、静岡県静岡市・沼津市(3月3日)と徳島県美波町(3月22日)において現地調査を実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画に従い、過疎地域市町村から徳島県那賀町を選定し、現地事務所を開設して調査を実施、現地視察や多数のヒアリングによって、多くの知見を得ることができた。

今後の研究の推進方策

29年度は、各班とも那賀町調査の成果を念頭に置き、それとの比較・対照を意識しながら、東京圏市町村における政治・行政・地域社会・住民生活の実態について重点的に調査を実施する。

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公開日: 2018-01-16  

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