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2017 年度 実績報告書

グローバル・ニッチトップ(GNT)企業の企業横断的育成モデルの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16H03669
研究機関立命館アジア太平洋大学

研究代表者

藤本 武士  立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (00389561)

研究分担者 大竹 敏次  立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (00550378)
鈴木 勘一郎  立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (10569784)
ALCANTARA L.L.  立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 准教授 (10584021)
李 根煕  立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 准教授 (20635487)
バイセ・ゼー マリアン  立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (50648615)
牧田 正裕  立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 教授 (60292083)
佐藤 浩人  立命館アジア太平洋大学, 国際経営学部, 准教授 (80454974)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード経営学 / イノベーション / マーケティング
研究実績の概要

本研究では、日本の中小・中堅の製造企業を主な対象に、彼らがグローバル・ニッチトップ(GNT)企業へと成長するための経営モデルの構築を目指す。これまで我々は、国際的に高い地位を確立しているGNT企業の研究を行ってきた。独自商品開発や顧客密着型サービス力の構築などが彼らの重要な成功要因であったが、彼らはさらに周辺技術を持った企業や顧客企業との協力・関係づくりにも積極的に努力している。

横断的な協力関係の強化による、GNT企業の新たな成功モデルの構築では、「横断的」を企業が自社内の経営資源のみに依存するのではなく、①周辺技術を持った企業(顧客企業の場合もある)、②大学や政府などの研究機関、③金融機関や経営支援機構などと関係を構築することを意味すると定義し、調査・確認を進めてきた。
その三つの柱のもと、 ①については、関係構築をより戦略的に進める企業が増えてきており、GNT予備軍の企業、②についてはドイツ以外の欧州企業の調査を加え、③については、企業が金融機関や産業技術センターとの関係構築で抱える課題を検討してきた。

以上のことから、2017年度は、横断的な協力関係の強化によるGNT企業の新たな成功モデルの構築にむけ、以下の4点について実施した。①これまで調査してきた国際的に高い地位を確立しているGNT企業やGNT予備軍の調査、②周辺技術を持った企業であるGNT予備軍の調査、③アジア太平洋市場で強みを発揮する欧州企業ならびにアジア企業、GNT企業にかかわりのある金融機関や技術センターなど関係支援機関への調査・分析、④データベースの構築にむけた情報収集と政府研究機関や大学有識者など各関係者との情報共有・情報発信につとめた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2017年度では、アジア太平洋市場を背景とした日系企業も含むアジア企業、金融機関や政府機関などへの調査・分析を行ってきたが、企業ならびに金融機関の調査では調査対象の訪問日程の調整が難航し調査数を確保することが難しかったため。

今後の研究の推進方策

2018年度には若干の不足分の金融機関・企業など追加調査を行いながら、学会などを通じた情報発信・共有につとめる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 「グローバル・ニッチトップ企業の日独比較-イノベーションと国際化の視点から」2017

    • 著者名/発表者名
      難波正憲・藤本武士・福谷正信・牧田正裕
    • 雑誌名

      『第32回研究・イノベーション学会年次学術大会講演要旨集』

      巻: 1 ページ: 787-792

  • [学会発表] 「グローバル・ニッチトップ企業の日独比較-イノベーションと国際化の視点から-」2017

    • 著者名/発表者名
      難波正憲・藤本武士・福谷正信・牧田正裕
    • 学会等名
      研究・イノベーション学会第32回年次学術大会
  • [学会発表] 「地域金融機関のあらたな役割-GNT企業育成に向けて-」2017

    • 著者名/発表者名
      中山晴生
    • 学会等名
      研究・イノベーション学会第32回年次学術大会

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公開日: 2018-12-17  

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