研究課題/領域番号 |
16H03687
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
赤川 学 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (10273062)
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研究分担者 |
山本 功 淑徳大学, コミュニティ政策学部, 教授 (10337694)
佐藤 哲彦 関西学院大学, 社会学部, 教授 (20295116)
永田 夏来 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 講師 (40613039)
佐藤 雅浩 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (50708328)
中河 伸俊 関西大学, 総合情報学部, 教授 (70164142)
木戸 功 聖心女子大学, 文学部, 教授 (80298182)
苫米地 伸 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80466911)
石島 健太郎 帝京大学, 文学部, 助教 (70806364)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 構築主義 / 社会問題 / 国際発信 |
研究実績の概要 |
当年度は、研究代表者、研究分担者、連携研究者全員が一堂に会するインテンシブな研究会の機会を減らし、国際学会への出席ならびに英語論文の作成準備に重点を置いた。 研究代表者・赤川学は、日本の少子化問題に関する構築主義的自然史モデルによる分析をフーコー的な言説分析と連携させることを狙った英語論文を執筆し、学術雑誌に投稿、その校正に専念した。また2018年11月には、ソウル大学との国際ジョイントフォーラムで司会を行った。 研究分担者のうち佐藤哲彦は世界社会学会で薬物に伴う痛みに関する言説分析の報告を行った。石島健太郎は同学会でALS(筋萎縮性側索硬化症)患者当事者のアドボカシー戦略に関する報告を行なった。また佐藤雅浩はトラウマ概念の変遷に関する英語論文をすでに執筆し、公刊した。 その他の研究分担者も国際社会学会、アメリカ社会学会、社会問題学会などの国際学会に出席し、あるいは日本語による論文執筆を経て、来るべき英語論文執筆の準備を進めた。
研究組織については、研究代表者の赤川が関東・北海道地区を統括し、研究分担者として山本功(淑徳大学教授)、苫米地伸(東京学芸大学准教授)、木戸功(聖心女子大学教授)がメンバーとなった。関西地区は研究分担者の中河伸俊(関西大学教授)が統括し、研究分担者の佐藤哲彦(関西学院大学教授)、がメンバーとなっている。今年度より佐藤雅浩(埼玉大学准教授)、石島健太郎(帝京大学助教)が新たな研究分担者として加わった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究代表者は、昨年までの研究実施状況をもとに、英語論文の執筆並びに少子高齢社会の経験的/実証的研究を開始・展開し、新たな研究領域の開拓・進化に努めている。 また研究分担者は、昨年に引き続き、日本語で書かれた既存業績を英語に翻訳・再構成して、国際学会で発表できる環境を整えた。 本プロジェクトが目的とする既存研究業績の英語発信に関しては、研究代表者・分担者が国際学会への出席、報告を行った。また研究代表者を中心として、日本語による著書、論文の公刊を積極的に行っている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、最終年度であるので、これまで国際学会で行ってきた報告や論文をブラッシュアップし、投稿し、公刊できる体制を整える。 構築主義の国際比較/国際発信は、アメリカ社会問題にあっても重要なテーマであり、海外の研究者との連携も引き続き継続する。
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