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2019 年度 研究成果報告書

現代アジア家族の共通性と多様性に関する調査研究とデータベース作成

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03690
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関京都大学

研究代表者

落合 恵美子  京都大学, 文学研究科, 教授 (90194571)

研究分担者 岩井 八郎  京都大学, 教育学研究科, 教授 (80184852)
伊達 平和  滋賀大学, データサイエンス学部, 講師 (70772812)
大和 礼子  関西大学, 社会学部, 教授 (50240049)
村上 薫  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター ジェンダー・社会開発研究グループ, 研究グループ長代理 (00466062)
安里 和晃  京都大学, 文学研究科, 准教授 (00465957)
押川 文子  東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (30280605)
柴田 悠  京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (50631909)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード家族 / アジア / 数量調査 / 国際比較 / イスラム / 家父長制 / ジェンダー / 東南アジア
研究成果の概要

共通のフォーマットによる質問紙調査を実施して作成してきた「アジア家族比較調査
(CAFS)」データベースのさらなる充実のため、イスラム圏を理解するためにトルコ(2016)、東アジアと東南アジアをつなぐミッシングリンクを埋めるためにベトナム南部カントー(2017)にて追加調査を実施した。2017年には6カ国8地域のデータベースが完成して本格的な比較分析を開始し、イスラム圏内の多様性、父系社会の規範変容などが明らかになった。英文書籍Care Relations in Southeast Asia(Brill, 2018)を刊行し、さらに1冊を準備中であり、東南アジア3カ国のデータ公開も行った。

自由記述の分野

家族社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

急速な人口高齢化に伴う家族と社会の変化への政策的対応に関心が集まっているアジア地域を対象として、共通の基準による精確なアジア家族の比較分析を行ない、変容を適切にとらえる理論枠組を構築することを目指してきた。共通のフォーマットによる質問紙調査を実施して完成させた「アジア家族比較調査(CAFS)」データベースは、多様な背景をもつ東南・南・西アジア6カ国8地域を含み、アジア家族の複雑な差違と共通性を分析するために最適の、世界的にも稀有な家族調査データベースとなった。アジア諸社会は「家族主義的」「家父長的」と言われるが、宗教、親族組織、経済発展、政策などの相互作用による多様なパターンが見い出せた。

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公開日: 2021-02-19  

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