研究課題/領域番号 |
16H03733
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
中川 敦子 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (90188889)
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研究分担者 |
鋤柄 増根 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (80148155)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 注意 / 発達 / 乳幼児 / 気質 / 眼球運動 / 極低出生体重児 |
研究成果の概要 |
眼球運動計測より、修正1歳の極低出生体重児はヒトや指差し先など社会的刺激に一般1歳児と同様な注視点分布パタンを示したが、一般児に比べ注視率が低かった。また一般1歳児の視覚手がかり課題で、恐怖表情手がかりでは幸福表情に比べ注意シフトが有意に減少し、情動覚醒による注意の狭まりが示唆された。さらに大規模縦断調査より、気質などの心理的な発達と協調運動などの身体運動の発達が相互作用することが明らかになった。以上の結果から子育てのヒントを探った。
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自由記述の分野 |
認知神経心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、乳幼児の社会性発達と注意機能発達との関連を中心に、気質や運動の発達、親子の関わりなどといった複数の発達要素間の相互関連を検討するという視点を持つ。これまで,気質などの心理的な発達と協調運動などの身体運動の発達は別々に研究が進められる傾向にあったが,今回の結果により,今後は両者の相互作用にも着眼し,子どもの心理や身体運動の発達を有機的なものととらえ理解や研究を進めていく重要性が示唆された。
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