研究成果の概要 |
身体不満足感は、極端なダイエットなど食行動や喫煙など健康行動の背景要因とされている。本研究の目的は、質問紙調査法の限界をふまえ、生態学的妥当性を備えた測定方法を用いて、以下の3点を明らかにすることにあった:a)感情、認知、ボディイメージ、健康関連行動の関連性, b)対人的相互作用、社会文化的要因のとりこみがボディイメージに与える影響, c)身体不満足改善のための介入方法の検討。 研究期間中に、健康行動におけるボディイメージの役割について、日常生活における感情や身体不満足感の関連を解明した。生活場面に即した介入方法として、マインドフルネスに基づく食観トレーニングプログラムの出版を完了させた。
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