研究課題
研究実績の概要は以下の通りである。1)若者支援・ユースワークの現場に参加する若者を対象とした、‘場をつくる若者支援実践’の教育的価値の明確化を目的としたヒアリング調査を、既に実施したイギリス(イングランド)に続けて、日本国内の研究協力者の活動現場4カ所(札幌市、東京都三鷹市・品川区、京都市内)で実施し、研究会として考察をおこなった。なお、2020年3月に実施を予定していたフィンランドにおける同様調査は、コロナウイルス感染症拡大の影響で渡航できず未実施となった。2)本科研費補助金を得て、イギリス(イングランド・スコットランド)、フィンランド、デンマークにおいて実施してきた、‘場をつくる若者支援実践’を支える社会制度に関する調査の結果を踏まえ、国内の学会(日本教育学会第78回大会)において共同報告をおこなった。報告タイトルは、「若者支援実践の専門性を支える社会的環境~欧州3カ国におけるYouth Worker/Social Pedagogueをめぐる分析比較」である。3)本科研費共同研究にかかわる海外研究協力者であるイギリス(イングランド)のユースワーク研究者ならびにユースワーカーを2019年9月に日本に招聘し、本科研費の国内研究協力者の協力を得て、国内3カ所(札幌市内、東京都品川区内、京都市内)で研究交流セミナーを開催した。セミナーのタイトルは、「イギリスのユースワーカーと考える、子ども・若者が育つ場づくり What is Youth Work?」である。4)本科研費共同研究を通して導き出してきた「若者支援(ユースワーク)実践のストーリーテリング(Storytelling)と記録化(Documentation)」を実践的・理論的にアウトプットする場として、2019年5月に研究会として電子書籍『若者支援の場をつくる』(Amazon Kindle)を刊行した。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 図書 (2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
教育学研究
巻: 87巻4号 ページ: 92,105
教育
巻: 893 ページ: 88,93
社会教育研究
巻: 37 ページ: 1,8