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2019 年度 実績報告書

異文化対応能力育成教育と外国人児童の就学促進―先進諸国の多文化的教室の現場から―

研究課題

研究課題/領域番号 16H03787
研究機関東京未来大学

研究代表者

所澤 潤  東京未来大学, こども心理学部, 教授 (00235722)

研究分担者 三輪 千明  広島大学, 国際協力研究科, 准教授 (00345852)
プラナスナバロ イネス  帝京大学, 外国語学部, 講師 (00742066)
小池 亜子 (田中亜子)  国士舘大学, 政経学部, 准教授 (10439276)
古屋 健  立正大学, 心理学部, 教授 (20173552)
小川 早百合  聖心女子大学, 文学部, 教授 (20276653)
江原 裕美  帝京大学, 外国語学部, 教授 (40232970)
近藤 孝弘  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (40242234)
澤野 由紀子  聖心女子大学, 文学部, 教授 (40280515)
川口 直巳  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (60509149)
林 恵  帝京短期大学, 帝京短期大学, 教授 (60759380)
志賀 幹郎  電気通信大学, 国際教育センター, 准教授 (70272747)
日暮 トモ子  目白大学, 人間学部, 准教授 (70564904)
Yoffe Leonid.G  早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (80434265)
神部 秀一  東京未来大学, こども心理学部, 教授 (80750885)
入澤 充  国士舘大学, 法学部, 教授 (90307661)
猪股 剛  帝塚山学院大学, 人間科学部, 准教授 (90361386)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードスペイン・バレンシア / 伊勢崎市 / NIE / 浜松市 / 愛知教育大学 / 台湾 / 一人一言語の法則 / スウェーデン
研究実績の概要

本年度は、以下の通り、研究活動を行うとともに、日本比較教育学会でラウンドテーブル「ニューカマーの子どもに対する言語教育の現状と課題―公用語教育と母語・継承語保持をめぐって―」を実施し、研究誌『外国籍児童生徒の就学義務をめぐってⅣ』を発行した。また外国籍児童生徒をバイリンガルに育てるための「一人一言語の法則」の啓発も行った。
1)国内調査は、①法令及び就学督励に関する調査では、群馬県、愛知県、及び静岡県を中心に進め、横断的視点を得る準備を進めてきた。外国人児童生徒教育に関する群馬県伊勢崎市の成果を把握し、静岡県浜松市が行った不就学者ゼロ作戦をまとめ、調査結果を発表した。②前年度に都立定時制高校で調査を行い、外国籍児童生徒の高校進学の受け皿となっている実態、及び生徒をどのように受入れているか、英語中国語等を駆使した生徒指導がどのように実施されているかなどの現状について発表する準備を進めた。③群馬県及び愛知県の公立小学校の日本語教室で試行したNIEの授業に、昨年度に引き続き、取り組んだ。 ④前年度に引き続き、大学の教職科目「教育方法実践学」において、中国語未修の学生に対し、台湾と日本の同日付の新聞の切り抜きを用いる授業方法について講義を行った。
2)海外調査は、現地調査を進めるとともに成果を発表した。①台湾の「新住民子女」教育について嘉義市及び雲林県で行った現地調査をまとめた。②フランスにおける多文化共生状況を調査した。③4言語を国語とするスイスの言語教育の制度、及び実施状況を、スイス人留学生の経験に基づいて調査し、発表した。④日本比較教育学会のラウンドテーブルで、調査結果の一部を発表した。欧米と日本の初等教育の就学義務の考え方の違い、小学校日本語教室でのNIEの試み、スウェーデン、スペイン・バレンシア地方、台湾での多文化共生の実態についての調査結果を発表した。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (20件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 台湾における新住民およびその子女への教育支援の実態―2017年12月の嘉義・雲林調査から―2020

    • 著者名/発表者名
      日暮トモ子、林恵、佐藤久惠、當銘美菜
    • 雑誌名

      外国籍児童生徒の就学義務をめぐって

      巻: 4 ページ: 31、51

  • [雑誌論文] 愛知教育大学における学生の育成を中心とした外国人児童生徒支援―この10年の変遷から―2020

    • 著者名/発表者名
      川口直巳
    • 雑誌名

      外国籍児童生徒の就学義務をめぐって

      巻: 4 ページ: 15,23

  • [雑誌論文] 浜松市の不就学ゼロ作戦―2011年度から2013年度まで―2020

    • 著者名/発表者名
      金森百合子
    • 雑誌名

      外国籍児童生徒の就学義務をめぐって

      巻: 4 ページ: 3,14

  • [雑誌論文] 私はどのようにして2言語を習得したか―スイスの初等中等教育での体験2020

    • 著者名/発表者名
      ホーファー宇治・ファビエン
    • 雑誌名

      外国籍児童生徒の就学義務をめぐって

      巻: 4 ページ: 25,30

  • [雑誌論文] 外国人児童生徒をバイリンガルに育てたい―「一人一言語の法則」を知っていますか?―2020

    • 著者名/発表者名
      所澤潤
    • 雑誌名

      外国籍児童生徒の就学義務をめぐって

      巻: 4 ページ: 1,2

  • [雑誌論文] 日本語教室は令和NIEのフロンティア2020

    • 著者名/発表者名
      神部秀一・佐藤久恵・所澤潤
    • 雑誌名

      内外教育

      巻: 6815 ページ: 15,15

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ラテンアメリカ初等教育の質―地域教育品質調査の結果から2020

    • 著者名/発表者名
      江原裕美
    • 雑誌名

      帝京大学外国語外国文学論集

      巻: 26 ページ: 1,36

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ドイツは移民の統合に失敗したか? -教育政策の視点から2020

    • 著者名/発表者名
      佐々木優香/伊藤亜希子/立花有希/近藤孝弘
    • 雑誌名

      ドイツ研究

      巻: 54 ページ: 61,64

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 外国人児童生徒等の「初期指導」はだれが担っているのか2020

    • 著者名/発表者名
      小池亜子・古川敦子
    • 雑誌名

      國士舘大學教養論集

      巻: 83 ページ: 33,43

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 外国人児童生徒等教育施策のEBPMに向けた課題2020

    • 著者名/発表者名
      小池亜子
    • 雑誌名

      国士舘大学政治研究

      巻: 11 ページ: 31,55

  • [雑誌論文] 外国人児童生徒等の日本語指導に関するボトムアップ型教員研修―群馬県伊勢崎市の教員研修を事例として―2019

    • 著者名/発表者名
      小池亜子・古川敦子
    • 雑誌名

      日本語教育

      巻: 172 ページ: 88,101

    • 査読あり
  • [雑誌論文] スペイン・バレンシア市と周辺における学校の多文化状況とインクルーシブ教育への模索2019

    • 著者名/発表者名
      イネス・プラナス・ナバロ 江原裕美
    • 雑誌名

      帝京大学外国語外国文化

      巻: 10 ページ: 127,147

    • 査読あり
  • [学会発表] 東京未来大学の授業における外国紙と国内紙の比較によるNIEの「切り抜き新聞」の実践2019

    • 著者名/発表者名
      佐藤久恵、所澤潤、神部秀一
    • 学会等名
      日本NIE学会
  • [学会発表] 台湾における新住民家庭の子どもに対する言語教育の現状-新課程における「東南アジア言語」導入に着目して-(ニューカマーの子どもに対する言語教育の現状と課題―公用語教育と母語・継承語保持をめぐって―))2019

    • 著者名/発表者名
      日暮トモ子
    • 学会等名
      日本比較教育学会
  • [学会発表] スペイン・バレンシア市と周辺における学校の多文化状況とインクルーシブ教育への模索(ニューカマーの子どもに対する言語教育の現状と課題―公用語教育と母語・継承語保持をめぐって―)2019

    • 著者名/発表者名
      イネス・プラナス・ナバロ、江原裕美
    • 学会等名
      日本比較教育学会
  • [学会発表] スウェーデンにおける難民・移民の子どもに対する言語教育の状況と課題(ニューカマーの子どもに対する言語教育の現状と課題―公用語教育と母語・継承語保持をめぐって―)2019

    • 著者名/発表者名
      澤野由紀子
    • 学会等名
      日本比較教育学会
  • [学会発表] 科研のテーマと経緯//学齢児の修学/教育の義務と権利/独自の教育実践の開発(ニューカマーの子どもに対する言語教育の現状と課題―公用語教育と母語・継承語保持をめぐって―)2019

    • 著者名/発表者名
      所澤潤
    • 学会等名
      日本比較教育学会
  • [学会発表] 各園における人権保育を推進するために 人権保育専門講座8[連続講座②] (三重県委託事業)2019

    • 著者名/発表者名
      林恵
    • 学会等名
      公益社団法人 三重県人権教育研究協議会 事務局
    • 招待講演
  • [図書] 外国籍児童生徒の教育をめぐって Ⅳ2020

    • 著者名/発表者名
      所澤潤、金森百合子、川口直巳、オーファー宇治・ファビエン、日暮トモ子、林恵、佐藤久惠、當銘美菜
    • 総ページ数
      52
    • 出版者
      東京未来大学所澤研究室
    • ISBN
      ISSN 2188‒5419
  • [図書] 「新南向政策」を考察する―「南」を友に民主の途を―2019

    • 著者名/発表者名
      志賀幹郎、翁麗芳、洪福財、所澤潤、小川早百合、澤野由紀子、小池亜子
    • 総ページ数
      94
    • 出版者
      電気通信大学国際教育センター志賀幹郎

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公開日: 2021-01-27  

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