研究課題/領域番号 |
16H03803
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研究機関 | 東京家政大学 |
研究代表者 |
相馬 誠一 東京家政大学, 人文学部, 教授 (20299861)
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研究分担者 |
伊藤 美奈子 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (20278310)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 自殺予防 / 自殺予防教育 / 生きる力 / 希死念慮 / 学校回避感情 / 家庭状況 / 抑うつ感 / 危機対応 |
研究実績の概要 |
・平成29年9月23日に、東京都跡見学園女子大学で日本カウンセリング学会第50回大会で自主企画シンポジウム「『いのちと死』の授業とカウンセリング活動」を開催した。企画・司会・話題提供を相馬誠一(東京家政大学)、企画・話題提供を伊藤美奈子(奈良女子大学)、話題提供を阪中順子(加古川市教育委員会)、井上千恵美(NPO法人血液患者コミュニティももの木副理事長)、指定討論者は新井肇(関西外国語大学)であった。 ・平成29年9月23日午後に、東京都跡見学園女子大学で研究会を開催し、今後の進め方、質問紙調査の結果について討議した。その後、研究会はメール等を活用しながら随時実施している。 ・平成28年11月から平成29年2月に実施した全国調査を分析検討している。さらに、調査から上がった配慮を要する児童生徒についての追跡調査も実施している。 ・平成29年11月25日に岡山大学で日本生徒指導学会第18回大会が実施され、生徒指導実践研究交流フォーラムで「『いのちと死の授業』DVDの上映と実践交流会」を開催した。企画・司会・話題提供を相馬誠一(東京家政大学)、企画・話題提供を伊藤美奈子(奈良女子大学)、指定討論者は新井肇(関西外国語大学)であった。 ・平成29年11月26日に岡山大学で日本生徒指導学会第18回大会が実施され、「高校生のいじめ被害体験と抑うつ傾向」戸ヶ崎絵美(東京家政大学大学院)・相馬誠一、「スクールカウンセラー、相談員、スクールソーシャルワーカーと教員の連携・協働に関する研究」土橋まりん(東京家政大学大学院)・相馬誠一、「中学生の学校回避感情と学校適応について」工藤有莉(東京家政大学大学院)・相馬誠一が連名発表をした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
困難な調査を昨年度末に実施し、児童生徒の死生観、抑うつ感、自尊感情について地域性、性差、学年差などについて本年度も分析している。各学会でのDVDの視聴を基にした意見交流は貴重であった。 さらに、今年度実施予定の自殺予防教育の授業研究の準備も順調に進めている。
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今後の研究の推進方策 |
・調査した児童生徒の死生観、抑うつ感、自尊感情について地域性、性差、学年差などについて分析、考察をしてさらに深めて論文にするべき努力をしたい。 ・児童生徒の自殺予防に取り組んでいるアメリカ合衆国やオーストラリアや全国各地の教育委員会の資料を整理して、情報を整理し自殺予防プログラムを開発したい。 ・いくつかの区や市に働きかけて自殺予防の授業計画を検討し、自殺予防の授業の指導案作りを行いたい。また指導案をもとに授業内容を検討していきたい。
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