研究課題/領域番号 |
16H03803
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研究機関 | 東京家政大学 |
研究代表者 |
相馬 誠一 東京家政大学, 人文学部, 教授 (20299861)
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研究分担者 |
伊藤 美奈子 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (20278310)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 自殺予防 / 自殺予防教育 / 生きる力 / 希死念慮 / 学校回避感情 / 抑うつ感 / 危機対応 / 養護教諭 |
研究実績の概要 |
・研究会活動は、研究会メンバー相互で、インターネットを使って日常的に行っているが、いくつかの学会で研究者メンバーが参加し研究協議した。 ・2019年6月8日に日本心理臨床学会にて研究会を開催し、今後の研究の進め方を協議した。8月9日に金子恵美子(埼玉純真短期大学)伊藤美奈子(奈良女子大学)相馬誠一(東京家政大学)で「友達の有無と自尊感情,抑うつ感,生きる力との関連-小中学生を対象とした質問紙調査から-」について発表し参加者と協議した。 ・2019年8月10日に日本学校教育相談学会で研究会を開催し今後の研究の進め方を協議した。8月11日に市川美奈子(さいたま市教員委員会)相馬誠一(東京家政大学)が「子どもの心のサイン!保健室での取り組み」を発表し参加者と協議を深めた。 ・2019年8月8日から9日にかけて日本生徒指導学会が開催された。8月9日に北田祐美(所沢市教育委員会)相馬誠一(東京家政大学)が「中学生の学校適応とバウムテスト」について、宮内更紗(ふじみ野市教育委員会)相馬誠一(東京家政大学)が「適応指導教室におけるグループアプローチを用いた実践的研究」について発表した。参加者と協議を深めた。 ・2019年、8月から12月にかけて、さいたま市立太田小学校で「いのちの支え合い」を学ぶ授業を実践・研究した。小学校1年生から4年生まで「SOSの出し方に関する教育」を研究授業を行って研究協議した。小学校における自殺予防教育の授業実践として高く評価されるものである。なお、本研究はさいたま市教育委員会の支援を受け、8月2日に相馬誠一(東京家政大学)が太田小学校の全教員と研究協議し、11月25日に相馬誠一(東京家政大学)が「いのちの支え合いを学ぶ-SOSの出し方教育-」のタイトルで講演した。当日は、さいたま市の生徒指導・教育相談担当教員が一堂に会して研究協議した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究メンバーと協議しながら、調査結果の検討と学会発表等も順調に進めている。 さらに、外部の研究者・実践者との研究協議は、日本心理臨床学校、日本学校教育相談学会、日本生徒指導学会等で積極的に行うことができた。 とりわけ、2019年8月から12月にさいたま市立太田小学校で「いのちの支え合い-SOSの出し方教育」の研究活動は現場の教員と研究者との共同研究で、2020年度からさいたま市の全小学校に「いのちの支え合いを学ぶ」授業を広げていくことが可能になるものである。今後さらに体系化できるようにしていきたい。
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今後の研究の推進方策 |
今後も、研究メンバーと協議しながら調査結果の検討と学会発表等も順調に進めていきたい。また、日本心理臨床学校、日本生徒指導学会等で積極的に発表を行って外部の研究者・実践者との研究協議を深めていきたい。 さらに、今年度で、研究は最終年度であることから、研究成果を全国の教育研究所・教育センター等に配布していきたい。
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