研究課題/領域番号 |
16H03803
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研究機関 | 東京家政大学 |
研究代表者 |
相馬 誠一 東京家政大学, 人文学部, 教授 (20299861)
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研究分担者 |
伊藤 美奈子 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (20278310)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 子どもの自殺 / 自殺予防教育 / 命の教育 / 生きる力 / 希死念慮 / SOSの出し方教育 / 抑うつ感 / 世界の自殺予防教育 |
研究実績の概要 |
2020年の子どもたちの自殺状況は、479名(小学生14名、中学生136名、高校生329名)と過去最高となっている(厚生労働省・警察庁2020)。児童生徒の自殺予防対策は緊急の課題である。そこで、本研究は児童生徒の自殺の背景として、児童生徒の死生観、抑うつ感の高さ、自殺予防教育プログラムの未定着について研究を深めた。文部科学省の報告書(2007)でも、教師の83%が「生徒向け自殺予防教育プログラム」を望んでいるが、いまだプログラムの定着はなされていない。そこで、本研究は児童生徒の死生観・抑うつ感等の大規模調査を実施した上で、新たな自殺予防教育プログラムをまとめた。 研究内容は以下の通りである。 1子どもたちの自殺の現状と本研究の意義について、2子どもたちのいのちと死について、3子どもの抑うつ感について、4思春期における死生観と抑うつ感について、5自殺予防教育の方向性と実践の方向性(1)いのちと死の教育の実践(2)さいたま市独自の「SOSの出し方に関する教育-自殺予防教育-」(3)いのちと死の授業:難病と闘って(4)いのちと死の授業:奪った命を想う-非行少年の矯正教育-(5)子どもの心のサイン!保健室での取り組み(6)いのちの大切さを考える心の予防教育(7)体験的学習を中心とした自殺予防教育の実際(8)いのちと死の授業による効果について、6仏教者からみた子どものいのちと死、7世界の自殺予防教育 以上の内容を「子どもたちに”いのちと死”の授業を」(ISBN978-4-7619-2679-3 学事出版)としてまとめ刊行した。研究報告書は文部科学省、都道府県・政令市教育委員会担当課に送付し活用を依頼した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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