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2017 年度 実績報告書

学術手話通訳養成システムの開発-認知・言語的アセスメントに基づいたアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 16H03813
研究機関大阪大学

研究代表者

中野 聡子  大阪大学, キャンパスライフ健康支援センター, 講師 (20359665)

研究分担者 原 大介  豊田工業大学, 工学部, 教授 (00329822)
望月 直人  大阪大学, キャンパスライフ健康支援センター, 特任准教授(常勤) (20572283)
金澤 貴之  群馬大学, 教育学部, 教授 (50323324)
楠 敬太  大阪大学, キャンパスライフ健康支援センター, 特任研究員(常勤) (70770296)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード聴覚障害 / 手話通訳 / ろう通訳 / 養成
研究実績の概要

高等教育のような学術性の高い内容の手話通訳(以下,学術手話通訳)では,日本手話の要素が通訳の受け手の内容理解を促進させる。起点言語を日本語,目標言語を(日本)手話とする学術手話通訳におけるスキルトレーニングWebサイトの作成およびコンテンツの充実につなげるため、日本手話を母語もしくは第一言語とする者による通訳と音声日本語の要素が強い一般的な手話通訳の対照比較を行い、データを収集・分析した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

日本手話を母語もしくは第一言語とする者1名、成人後に手話を習得した音声日本語の要素が強い手話通訳者10名を対象として、大学の授業の一部を題材に起点言語を日本語,目標言語を(日本)手話とする訳出を行ってもらい、その様子をデジタルビデオカメラに収録した。訳出表現の言語学的特徴、通訳作業過程における認知的観点から分析を行い、両者の訳出の特徴を明らかにした。

今後の研究の推進方策

上記の分析から明らかになったことを、日本手話を母語もしくは第一言語とするろう通訳者をモデル通訳として提示するWebコンテンツに解説の形で反映させていく。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 音声認識アプリを活用したICTと人の協働による情報保障支援2018

    • 著者名/発表者名
      二神麗子 金澤貴之 神塚香朱美 中野聡子
    • 雑誌名

      群馬大学教育学部紀要 人文・社会科学編

      巻: 67 ページ: 197-204

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 高等教育機関における手話通訳者の養成に関する課題ー大学生が全国手話通訳統一試験受験資格を取得するための課題ー2018

    • 著者名/発表者名
      金澤貴之 二神麗子 中野聡子
    • 雑誌名

      群馬大学教育実践研究

      巻: 35 ページ: 167-173

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 学術手話通訳に求められる訳出スキルに関する予備的検討2017

    • 著者名/発表者名
      中野聡子 原大介 金澤貴之 川鶴和子 細井裕子 望月直人 楠敬太 伊藤愛里
    • 学会等名
      日本特殊教育学会

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公開日: 2019-12-27  

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