固体表面触媒反応の活性サイトを特定し、その原子配列を決定することを目指して、アトムプローブ顕微鏡と電界イオン顕微鏡の原理に基づき原子分解能で表面反応を観察し表面下の原子構造を解析できる「活性サイト原子分解能イメージング顕微鏡(Active Site Atomic Resolution Microscopy: ASARM)」の開発研究を行った。原子配列を特定してある白金表面で残留水素が雰囲気酸素により酸化される反応について、活性サイトの二次元分布を観察することに成功し、高指数面の反応活性が高いことを示すことができた。
|