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2018 年度 研究成果報告書

雪氷現象に現れる移動境界問題の数理解析

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03953
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 数学基礎・応用数学
研究機関明治大学

研究代表者

矢崎 成俊  明治大学, 理工学部, 専任教授 (00323874)

研究分担者 石渡 哲哉  芝浦工業大学, システム理工学部, 教授 (50334917)
木村 正人  金沢大学, 数物科学系, 教授 (70263358)
長島 和茂  明治大学, 理工学部, 専任教授 (70339571)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード雪氷現象 / 界面現象 / 移動境界問題 / 雪結晶 / クリスタライン / 幾何学的選別
研究成果の概要

雪氷現象とは,水の凍結と融解に関わる現象全般を指す.水の凍結といっても,雪の結晶のように,空気中での凍結もあれば,水中で水が氷の固化するような凍結もある.本申請研究では,主として,水と氷,あるいは空気と氷の境目を界面と呼び,その界面が鋭く相を二分するような理想的な場合を考えて,その数学モデルを構築し,モデル方程式の数学解析,あるいは数値解析を行った.また,広い意味での雪氷現象を含むような界面現象の数学モデルについても,数理解析がなされた.

自由記述の分野

界面現象の数理解析

研究成果の学術的意義や社会的意義

中谷宇吉郎による世界初の人工雪の生成の成功からはじまった雪氷現象の研究は,水と氷の形態変化の難しさもあり,いまだにすべてが解決されたとは言いがたい.雪や氷はレジャーとして楽しめる材料を提供してくれる一方で,生活に支障をきたすやっかいなものでもあり,災害をもたらす災厄でもある.また毎年スタッドレスタイヤ,スキーやスノーボードの板が開発されていることからもわかるように,雪や氷の性質が完全な制御下にあるとは言いがたい.言い換えると,雪氷のもたらす現象はまだまだ未知の部分が多いということである.本申請研究は,基礎研究ではあるが,そのような観点から学術的,また社会的意義のある研究といえる.

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公開日: 2020-03-30  

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