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2018 年度 研究成果報告書

巨大ブラックホール降着流におけるX線放射領域の形成と時間変動機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H03954
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 天文学
研究機関千葉大学

研究代表者

松元 亮治  千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (00209660)

研究分担者 横山 央明  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (00311184)
山田 真也  首都大学東京, 理学研究科, 助教 (40612073)
花輪 知幸  千葉大学, 先進科学センター, 教授 (50172953)
町田 真美  九州大学, 理学研究院, 助教 (50455200)
研究協力者 大須賀 健  
川口 俊宏  
川島 朋尚  
久保田 あや  
高橋 博之  
中村 賢仁  
根來 均  
野田 博文  
廣瀬 重信  
町田 正博  
朝比奈 雄太  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード理論天文学 / 活動銀河中心核 / X線天文学 / ブラックホール / 磁気流体シミュレーション / 宇宙ジェット / 状態遷移 / 輻射スペクトル
研究成果の概要

ブラックホール降着流の3次元輻射磁気流体シミュレーションを実施し、高温低密度の降着流における降着率が増加して球対称降着流の上限降着率の10%程度に達した場合、ブラックホール近傍の高温降着流と遠方の低温円盤が共存し、その遷移領域に蓄積された磁気エネルギーが解放されて間歇的にジェットを噴出することを明らかにした。また、この遷移領域が活動銀河中心核の一種であるセイファート銀河の増光に伴って出現する軟X線超過領域に対応している可能性を示した。

自由記述の分野

宇宙物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

光学的に薄い高温領域と光学的に厚い低温領域を同時に計算可能な3次元輻射磁気流体コードを適用することにより、ブラックホール候補天体の増光時に観測される硬X線放射が卓越した状態から軟X線放射が卓越した状態に遷移中の降着流の構造と時間変動を、現象論的なパラメータを導入しない直接計算によって明らかにした。本研究を通して、巨大ブラックホール降着流における硬X線放射領域と軟X線放射領域の位置関係を明らかにすることができ、X線スペクトルを予測することも可能になった。

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公開日: 2020-03-30  

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