本研究では従来の荷電粒子測定器と比べて高い位置分解能・低価格・薄い測定器を開発した。そしてそれを数十層重ねると高エネルギーγ線の入射位置が、従来の精度10mmに対して0.1mm以下という画期的な精度で測定可能となる。さらにこの測定器は、がん診断などのPET測定器の実質的な精度を1/10程度に改善する、加速器がん治療における体内被曝位置が直接測定でき患者一人当たりの治療室占有時間を1/10に短縮できる、被曝線量が極めて高いX線CTと同程度の生体内透視能力があり被曝量が1/100となるγ線CTが実現できる。γ線CTは金属容器内の透視や土砂災害埋没者の探索も可能である。
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