研究成果の概要 |
課題1:室温駆動型MπAハイドライドの開発においては、配位子上での逐次的多電子、多プロトン移動を示す中間種の単離と同定に成功すると共に、従来のFe(II)に加え、Mn(II)等d電子数の異なる錯体群及び配位子への電子求引性及び供与性置換基の導入により、光水素活性特性を制御しうることを明らかにした。一方、課題2:MπA及びその類似体による既存ハイドライドの室温光脱水素触媒の開発においては、従来のFe(II)にMg(II), Mn(II), Co(II), Zn(II)及び置換基効果、並びに中心金属のスピン状態の効果を実証し、従来の触媒を超える触媒活性を得ることに成功した。
|