電気化学顕微鏡を用いて,拍動する筋管細胞の酸素消費速度を測定することができた.電極を筋管細胞近傍で走査し,酸素の還元電流分布を得た.理論曲線とのフィッティングから単一筋管細胞の酸素消費速度を評価できた.ニードル型のマイクロ電極を用いた個々の細胞の操作技術を開発し,細胞パターンの作製に応用展開した.電極と細胞間にポーラス薄膜を設置し,正の誘電移動により細胞を薄膜下面に誘導してパターン配列体を作製した.局所的に異なる酵素を固定化したデュアルマイクロ酵素センサの作製した.これらの電極を用いると,それぞれ選択的にグルコースおよび乳酸に応答した.パターン化細胞の酸素およびグルコース消費量計測を行った.
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