付加価値を高めるために表面に微細なテキスチャリングを創成することにより,光学レンズにおいては光の回折効果の付加・色消し効果の付加,歯科用Tiインプラントでは生体細胞融合性の向上,表示デバイスでは反射防止機能の付加,撥水性の向上など様々な効果が得られる.多くは量産成形するため,高硬度成形型のテキスチャリングがキー技術となっている.本研究では,断続切削可能な「マイクロフライス工具」に着目し,レーザ加工を応用してナノ多結晶ダイヤモンドなどのマイクロフライス工具の創成技術を開発し,硬質脆性材料のセラミックスに対して,微細で構造的な超精密形状の創成が可能になり,その創成メカニズムを明らかにした.
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