高温ストレスに曝された付着培養細胞に対して、デジタルホログラフィー顕微鏡を用いた3次元的・タイムラプス撮影を行い、細胞の形態変化の挙動を調べ、その定性的・定量的・統計的特性、および、温度(40.0~47.5℃)の影響を解明した。次いで、細胞の特徴的な形態変化を経て形態崩壊に至る一連の過程に対して、高精度の速度論的モデル化を提案・展開した。さらに、細胞崩壊に対して、抗酸化作用を有する添加剤の保護効果を見出した。また、低温ストレス(35.0~ 2.5℃)の場合にも、上記と同様の内容について明らかにした。
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