研究課題
1.高効率マルチアクセス:(1)マルチパスフェージングチャネルにおけるウインドウイングを用いる直交周波数分割多重(Windowed-OFDM)にFaster-than-Nyquist (FTN)を適用したときのブロック誤り率(BLER: Block Error Rate)を評価した.(2)直交時間・周波数・空間(OTFS: Orthogonal Time Frequency Space)変調にターボ干渉キャンセラを適用した場合の受信ダイバーシチの効果を明らかした.(3)プリアンブル内周波数ホッピングを適用した狭帯域ランダムアクセスチャネルの受信タイミング検出確率特性を評価した.(4)超低レート低密度パリティチェック(LDPC)符号のビット誤り率を評価した.2.高速セルサーチ:(1) 5G New Radio (NR)における第1同期信号及び第2同期信号を用いたときの,Precoding Vector Switching (PVS)送信ダイバーシチ及び受信ダイバーシチを適用した場合のセルID検出確率を評価した.(2)NRの同期信号を用いた周波数オフセット推定・補償を行った場合のセルID検出確率を評価し,キャリア周波数に対する同期信号の相互相関検出及び自己相関検出の適用領域を明らかにした.3.フルデュープレクス(FD: Full Duplex):(1)上り及び下りリンクのトラヒック分布が非対称な場合においてFDを適用したときのサブフレーム単位のシンボル繰り返しを用いる物理チャネル多重法を提案し,効果を示した.(2)フィードバック情報を考慮した伝送遅延の低減を目的として,FDにおける時間同期した巡回シフトZadoff-Chu系列を用いる制御チャネル多重法を提案し,効果を示した.4.無線バックホールにおけるLOS-MIMO:(1)周波数領域等化を用いるLOS-MIMOにおける巡回シフトZadoff-Chu系列を適用したパイロット信号多重を用いたときのビット誤り率を評価した.(2)LOS-MIMOにおける周波数領域等化を用いた場合の位相雑音推定・補償処理を含む受信機構成の検討を行った.
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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IEICE Trans. on Communications
巻: Vol.E102-B,No.8 ページ: 印刷中
10.1587/transcom.E102.B