研究課題
基盤研究(B)
3次元空間の光線をパラメータ空間で記述する光線空間法において,従来の収束型配置の多視点カメラで取得された光線と新しい発散型配置の多視点カメラで取得された光線を統一的に表現でき,光線の仰角パラメータも記述できる4次元光線空間法を研究した.更に,移動する多視点カメラによる光線空間取得法を研究した.その結果,360度の広視野と水平・垂直両方向視差を持つ自由視点テレビの実現と,異なる地点で撮影した光線空間の統合が可能となり,超広域全方位自由視点テレビの基盤技術が開発できた.
通信・ネットワーク工学
自由視点テレビは3次元シーンをユーザが自由に視点を移動させて見ることができる映像メディアである.視点を移動させてシーンを見ることができる映像メディアとして,多数のカメラを切り替える多視点映像や都市の情景を道路に沿って見るストリートビュー等がある.本研究では,映像メディアの視野と視点移動の範囲を拡大する研究を行い,360度自由視点ストリートビューのようなアプリケーションを実現する超広域全方位自由視点テレビの基礎技術を開発した.