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2018 年度 研究成果報告書

多孔質体間隙構造解析とそれに基づく乱れの生成メカニズムの解明に関する基礎研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H04421
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 水工学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

重松 孝昌  大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授 (80206086)

研究分担者 中條 壮大  大阪市立大学, 大学院工学研究科, 講師 (20590871)
麓 隆行  近畿大学, 理工学部, 准教授 (30315981)
竹原 幸生  近畿大学, 理工学部, 教授 (50216933)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード多孔質体 / 空隙形状 / X線CT画像 / 3次元画像計測 / 代表スケール / 流路 / Immersed Boundary Method
研究成果の概要

まず,X線CTを用いて,多孔質体の複雑な3次元間隙構造の定量的評価を試み,構成材のアスペクト比や形状が間隙形状に及ぼす定性的な影響について新たな知見を得た.同手法をポーラスコンクリートの間隙構造の計測にも適用し,粗骨材粒径と粗骨材・ペーストの体積比が空隙率,および,透水係数に及ぼす影響を明らかした.
次に,複雑な形状を有する多孔質体間隙中の流れを計算できるように,Immersed Boundary Methodの境界条件設定法について検討するとともに,間隙形状が多孔質体通過流れに及ぼす影響について検討した.その結果として,間隙の大きさが部材作用力および圧力降下量に及ぼす影響を明らかにした.

自由記述の分野

海岸工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会基盤構造物は,物流や防災・減災の拠点として,強固な強度や耐久性が必要とされる.防波堤の基礎マウンドや海底地盤の洗掘対策,海岸堤防や腹付工の洗掘防止対策としての被覆ブロックの設置とその安定性の検討には,これらの間隙中の流体運動が密接に関わっている.一方,平時には,水質浄化機能や生物生息環境への適合性などの機能が求められ,これらの要望に応えるためには,間隙部の詳細な流動の把握が不可欠である.
本研究は,これまでほとんど明らかにされていない多孔質体内の間隙構造を明らかにするとともに,間隙構造が多孔質体内の流動および構成材に作用する流体力に及ぼす影響について新たな知見を得ている.

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公開日: 2020-03-30  

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