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2022 年度 研究成果報告書

動的オーセンティシティ発現構造にもとづく文化的景観の計画体系化国際共同研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H04473
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関京都大学

研究代表者

神吉 紀世子  京都大学, 工学研究科, 教授 (70243061)

研究分担者 小浦 久子  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (30243174)
工藤 和美  明石工業高等専門学校, 建築学科, 教授 (40311055)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード動的オーセンティシティ / 文化的景観 / 計画体系 / 国際共同研究 / フィールドスクール / インドネシア / ドイツ・ルール地方
研究成果の概要

文化的景観の十分に発見されていない動的オーセンティシティを実地に読み取り、得られる多層の価値を計画に実態化する「計画体系」の完成を目的とし、この取組みへのフィールドスクール方式の有用性を検証した。主たる実地研究に国際:ドイツ・インドネシア、国内:竹野浜、伏見区を対象に実施し、異なるスケール連動や、無形遺産が重要な真正性と読み取られ計画体系の完成、フィールドスクールの有用性が確認された。未発見の動的オーセンティシティ研究は、国内:京都市中書島・四万十川・明延鉱山他、国際:南京市、ブルックリン、バンコク他を取り上げ、跡地利用、一般市街地的地区、現代的都市変動等変化の真正性が確認された。

自由記述の分野

都市・農村計画

研究成果の学術的意義や社会的意義

国際・国内の共同研究および実地調査は、従来の保全が局所的で真正性の認識も限定的なため、動的オーセンティシティの発見と価値体系の捉えなおし、進化的保全にみあう計画の作成に取り組んでいる事例地で、本研究はその取り組みに実践的に参画し、計画策定に直接貢献したもので、計画体系の完成はこの実践性をもって確認している。学術的な意義としては特に、動的オーセンティシティの発見内容に現代性、庶民性、跡地利用のような現代都市・地域には必ず登場する対象への評価が得られたことに新規性がある。本研究の延長に海外事例地2件のUNESCO Chairが選ばれたこともその証左と見なされる。

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公開日: 2024-01-30  

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