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2018 年度 研究成果報告書

CHO細胞における抗体構造形成に関わる分子シャペロンの解明と抗体生産への利用

研究課題

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研究課題/領域番号 16H04572
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物機能・バイオプロセス
研究機関東京農工大学

研究代表者

養王田 正文  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 卓越教授 (50250105)

研究協力者 野口 恵一  
篠原 恭介  
福谷 洋介  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードCHO cell / antibody / PDI / Chaperone
研究成果の概要

抗体には多数のジスルフィド結合があるため、CHO細胞によって産生される。ジスルフィド結合の形成はERのPDIにより触媒されるが、哺乳動物細胞には様々なPDIが存在し、どのPDIが抗体の構造形成に関与しているのかは不明である。ERストレスが誘発されると、pdia4の発現レベルは抗体産生CHO細胞において有意に増加した。また、抗体産生CHO細胞におけるpdia4のノックダウンは抗体の産生および成熟に有意に影響を与えた。さらに、組換えPDIa4がin vitroで抗体のフォールディングを促進した。以上の結果から、PDIa4がCHO細胞におけるフォールディングに重要な役割を担っていると結論した。

自由記述の分野

生物工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗体医薬品は使用量が多いため、大量生産技術の開発が課題となっている。低分子化学薬品と比較すると治療に要するコストは高く、その恩恵を得られる人が限られるだけではなく、医療費の高騰という問題も引き起こしている。本研究の成果により、CHO細胞による抗体の生産効率を上げて、生産コストを下げることが期待できる。

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公開日: 2020-03-30  

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