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2018 年度 研究成果報告書

血管新生におけるCUL3システムネットワークの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H04698
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腫瘍生物学
研究機関愛媛大学

研究代表者

東山 繁樹  愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (60202272)

研究協力者 坂上 倫久  
前川 大志  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード血管新生 / ユビキチンリガーゼ / cullin3 / BTBドメインタンパク質 / SPOP / ANKFY1 / KCTD10 / VEGFR2
研究成果の概要

血管新生は、組織損傷時の修復過程や固形腫瘍増殖、さらには臓器再生に必須であり、その制御は血管内皮細胞の増殖促進と抑制のバランス制御で成立している。申請者らは、これまでに血管新生のバランスを制御する分子を探索し、その中心的役割を担うと考えられる分子機構として、CUL3型ユビキチンリガーゼを見出し、特に、VEGFR2遺伝子発現制御におけるCUL3-SPOP-DAXX軸、beta1Integrin 細胞内膜輸送におけるCUL3-ANKFY1-基質軸、アクチンダイナミクス制御におけるCUL3-KCTD10-RhoB軸を同定し、各軸の機能的役割を明らかにした。

自由記述の分野

血管生物学、分子腫瘍学、生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

血管内皮細胞の増殖促進と抑制のシグナルバランス分子機構をタンパク質代謝回転の側面から深く解明することは、これまでの血管内皮細胞増殖シグナル経路以外の血管新生の新たな分子制御機構を解明できる。このことは、これまでのVEGF-VEGFRシステムを中心とした血管内皮細胞増殖シグナル伝達経路とは全く異なる新たな標的分子創薬の側面を作る事が期待でき、今までに無い治療戦略を提案することで社会貢献が可能となり、その意義は極めて大きい。

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公開日: 2020-03-30  

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