研究課題/領域番号 |
16H04714
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
山田 健人 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (60230463)
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研究分担者 |
林 睦 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (60327575)
西田 浩子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80317130)
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研究協力者 |
山田 幸司
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 抗体療法 / Antibody-Drug Conjugate / CD26 / 核移行 / RNAポリメラーゼII |
研究成果の概要 |
CD26は多種類のヒトがんにおいて高発現している。これまでに開発したがん細胞の核内へ移行可能なヒト化抗CD26モノクローナル抗体を用いて、RNAポリメラーゼII阻害分子を結合することで、Antibody-Drug Conjugate(ADC)の合成し、その抗がん活性を明らかにした。本ADCは通常の免疫機構を介した抗がん作用のみならず、増直接的な抗がん作用を介することで相加・相乗的な効果が期待される。
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自由記述の分野 |
病理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がんの分子標的療法では、少ない副作用で高い抗がん効果を発揮することが期待される。本研究では、がん細胞核内へ移行可能なヒト化抗体に、これまで毒性が強く使用不可であった抗がん剤を結合させた抗体-薬剤複合体の合成に成功した。がんには多様性があり薬剤耐性や治療抵抗性の原因と考えられているが、本分子は、複数の抗がん分子機構を介して効果を発揮するため、薬剤耐性や治療抵抗性を乗り越える抗腫瘍効果が期待できる。
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