研究課題/領域番号 |
16H04726
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ゲノム医科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
尾崎 浩一 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, メディカルゲノムセンター, 部長 (50373288)
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研究分担者 |
伊藤 薫 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, チームリーダー (50375664)
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研究協力者 |
吉井 眞由美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 虚血性心疾患 / 動脈硬化 / 創薬 / 虚血性心疾患感受性分子 / 低分子化合物 |
研究成果の概要 |
虚血性心疾患(CAD)や動脈硬化性疾患に対する創薬を目指した解析を進めてきた。ターゲット分子の一つとして日本人におけるCAD感受性に対する関連が最も強いことを発見しているBRAPとその結合タンパクIkB-betaの相互作用に着目した。ELISAシステムにより低分子化合物ライブラリおよびこれらと構造類似性を示す化合物群をスクリーニングし評価実験を進めた。9個の低分子がこれらの分子の結合を強く抑制し、3個は40%以上の血管平滑筋細胞増殖抑制活性があることを見出した。また、最近CAD感受性分子として同定したFURIN-LDLレセプターをもう一つのターゲット分子として阻害低分子化合物の探索を進めた。
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自由記述の分野 |
ゲノム医科学、創薬
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は遺伝学、分子生物学的手法により発見したCADの真の感受性分子をターゲットとした創薬に関連しており、これまでに無い革新的かつ先端的な点が学術的意義として挙げられる。また、CADは日本を含む世界における死因が上位である疾患の一つであることからその新たな予防法、革新的な治療法に繋がる成果の開発は社会的意義がある。
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