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2018 年度 研究成果報告書

RNA干渉におけるRISC形成への核内転写因子の関与

研究課題

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研究課題/領域番号 16H04740
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 分子生物学
研究機関筑波大学

研究代表者

Liu Qinghua  筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 教授 (90723792)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードRISC / RNAi / Cryo-EM / miRNA
研究成果の概要

RISCはRNAiにおいて中核的役割を果たすが、RISC形成の作用機序や活性制御の仕組みは未だ不明な点が残る。我々は近年、RLC(RISC-loading complex)の新規構成因子として、TAF11を同定し、TAF11がD2 ボディと呼ばれる細胞質内顆粒体で基地RLC因子のDicer-2-R2D2複合体と共存することを示した。本研究では、RLCの構造をクライオEMを用いて解析した。現在までのところ、高解像度のデータを取得できてはいないが、Dicer-2-R2D2がモノマーやダイマーの状態で存在すること、TAF11の結合によって、RLCのコンフォメーションが変化することが明らかになった。

自由記述の分野

生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

RNAi(RNA干渉)は遺伝子の発現制御機構のひとつであり、生命現象において非常に重要な役割を担っている。RISCはRNAiにおいて中核的役割を果たすが、RISC形成の作用機序や活性制御の仕組みは未だ不明な点を多く残す。単粒子解析クライオ電子顕微鏡は、原子分解能で構造を解明するために使用する手法である。2017年には、クライオ電子顕微鏡の開発に貢献した研究者がノーベル化学賞を受賞した。我々はこの最先端技術である単粒子解析クライオ電子顕微鏡を用いて、RISC形成において重要な役割を果たす複合体の構造解析を試みた。その結果、不完全ではあるが、RISC形成に関わる複合体の構造解析に成功した。

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公開日: 2020-03-30  

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