オルガノイド形成過程において人為的な物質の濃度勾配を時空間的に自由度高く形成できるシステムを構築した。このシステムを使って、イメージング下において局所的にBMPやWnt, Activin等のモルフォゲン因子を作用させた。その結果、再現性良くprimitive streak用の構造を持つ胚葉体を誘導することにし成功した。誘導された胚葉体は三胚葉由来の組織が秩序立って並んだ、初期胚に似た構造を呈することが明らかになった。同時に、初期のカルシウム動体から将来の分化パターンを予測できることをイメージングおよび統計解析により明らかにした。
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