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2019 年度 研究成果報告書

空腹期消化管運動に見られるウルトラディアンリズム機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H04811
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 形態・構造
研究機関埼玉大学

研究代表者

坂井 貴文  埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (40235114)

研究分担者 坂田 一郎  埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (80610831)
MONDAL ANUPOM  埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (40704531)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード消化管運動 / スンクス / ホルモン / ウルトラディアン
研究成果の概要

本研究は、スンクスを用いて、空腹時に90分から120分間隔のウルトラディアンリズムで胃から小腸へと伝播する伝播性空腹期収縮(MMC)の駆動メカニズムを明らかにすることを目的とした。グレリンやモチリンに加えて、コレシストキニンは胃収縮運動を刺激することを明らかにした。一方、ソマトスタチンは胃収縮運動を抑制した。また、交感神経は空腹期胃強収縮を抑制し、モチリンの胃収縮刺激作用はGABA作動性神経を介して抑制されることを示した。さらに、小腸内のpHによって強収縮が制御されることを明らかした。本研究はウルトラディアンリズムを示すMMCの制御機構に新たな知見を与えた。

自由記述の分野

消化管生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究はスンクスを用いてウルトラディアンを示すMMCを制御するホルモン、神経及び管腔内情報とその機構について新しい知見を得た。スンクスの小型哺乳動物という利点を活かして、詳細な薬理学的検討を行い、MMCのウルトラディアン調節に関与する新しい知見を得たことは、当該分野の基盤的知見であるため学術的意義は高いと言える。ヒトとスンクスの胃運動は類似していることが知られているので、MMCパターンが異常なヒトの消化管機能疾患患者に対するトランスレーショナル研究に展開していくことが期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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