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2019 年度 研究成果報告書

経卵伝搬性ウイルスの虫体内増殖と世代間移行に影響を与える要因の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H04887
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 植物保護科学
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

奥田 充  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業研究センター, 上級研究員 (50355640)

研究分担者 竹下 稔  宮崎大学, 農学部, 教授 (00304767)
増中 章  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 西日本農業研究センター, 主任研究員 (80466010)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードイネ縞葉枯病 / ヒメトビウンカ
研究成果の概要

イネ縞葉枯ウイルス(RSV)のイネや媒介昆虫ヒメトビウンカ体内での増殖を定量RT-PCRを用いて解析するとともに、抵抗性誘導剤やRNA干渉(RNAi)が増殖に与える影響を解析した。RSVが経卵伝染したヒメトビウンカを解析し、幼虫体内の相対RSV量は、その発育期間中に変わらないこと、抵抗性品種が保毒虫率を下げる効果はないことを明らかにした。RSV感染イネを解析し、病徴型とRSV量の関係に基づいた簡便な発病指数を考案した。また、ASM噴霧処理はRSVの感染増殖の低減に効果が低いこと、RNAiの発現により抵抗性となった組換えイネの吸汁は、ヒメトビウンカ体内のRSV量に影響を与えないことが示唆された。

自由記述の分野

植物ウイルス

研究成果の学術的意義や社会的意義

イネ縞葉枯ウイルスの伝染は、ヒメトビウンカとイネとの間の獲得・媒介という水平伝搬に加え、経卵伝搬という垂直伝搬を考慮する必要がある点において、他の植物ウイルスとは異なる特徴を持っている。イネ及びヒメトビウンカ体内のRSVを定量化することにより、水平及び垂直伝搬のメカニズムを解明し、本ウイルスによる被害を抑制するための防除方法を開発するための基礎知見とすることができた。

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公開日: 2021-02-19  

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