研究課題/領域番号 |
16H04901
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
福田 真嗣 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任教授 (80435677)
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研究分担者 |
宮内 栄治 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 基礎科学特別研究員 (60634706)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 腸内細菌 / 代謝物質 / メタゲノム / メタボローム / メタボロゲノミクス / 相互作用 / 微生物社会 / 定着 |
研究成果の概要 |
ヒトの腸管内には多種多様な腸内細菌が生息しており、それらが宿主腸管細胞と密接に相互作用することで、複雑な腸内微生物社会が形成されている。しかし、この複雑で洗練された腸内微生物社会がどのようなメカニズムで形成・維持されているのかの詳細については不明な点が数多く残されている。そこで本研究では、大腸菌をモデル細菌として用い、無菌マウスや超並列シーケンサー、質量分析計といったツールを駆使することで、腸内細菌がどのように腸内に定着し、腸内微生物社会を形成するのかそのメカニズムについて解析を行った。その結果、腸内ミニマム生態系における初期状態を示す腸内変動のダイナミズムの一端を明らかにすることができた。
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自由記述の分野 |
腸内環境制御学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、腸内細菌が有する腸内環境定着因子を網羅的に解析し、腸内微生物共生社会形成機構を理解することで、腸内細菌叢のバランスの乱れが素因になる疾患の先制医療を目指した基盤技術の礎となると共に、予防医学や健康増進の見地に立ったサプリメントや機能性食品開発にも応用でき、それらの摂取によるセルフメディケーションにもつながると考えられる。
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