| 研究課題/領域番号 |
16H04944
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| 研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 |
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研究代表者 |
相川 拓也 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (90343805)
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| 研究分担者 |
前原 紀敏 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (20343808)
升屋 勇人 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (70391183)
中村 克典 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (40343785)
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| キーワード | ビロウドカミキリ / ボルバキア / 生殖操作 |
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| 研究実績の概要 |
昆虫類の生殖機能を操作することで知られるボルバキアが、ビロウドカミキリにどのような生殖異常を引き起こしているのかを明らかにすることが本研究の目的である。最終年度に当たる今年度は、ビロウドカミキリ成虫の体内組織間におけるボルバキア感染量を比較するための実験、およびボルバキアが宿主であるビロウドカミキリに引き起こす生殖異常の表現型を明らかにするための実験を行った。
ビロウドカミキリ成虫の筋肉、精巣および卵巣を対象としてボルバキアの感染量を比較したところ、同じ生殖腺でも、精巣と卵巣とでは非常に大きな差があり、卵巣における感染量は精巣における感染量の10倍以上であることが示された。また、ボルバキアに感染しているビロウドカミキリ個体群（感染系統）と、感染していないビロウドカミキリ個体群（非感染系統）を用いて、系統内および系統間で交配実験を行い、卵の孵化率を4タイプの交配の組み合わせ間（組合せ①：感染系統♂×感染系統♀、組合せ②：非感染系統♂×非感染系統♀、組合せ③：非感染系統♂×感染系統♀、組合せ④：感染系統♂×非感染系統♀）で比較した。その結果、組合せ①、②、③の3つのタイプでは卵の孵化率が60％前後だったのに対し、組合せ④では孵化率が0％であった。この結果から、ビロウドカミキリに感染しているボルバキアは、宿主であるビロウドカミキリに対し、不妊化現象である「細胞質不和合」を引き起こすことが明らかとなった。
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| 現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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| 今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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