研究課題/領域番号 |
16H04967
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
良永 知義 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20345185)
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研究分担者 |
伊藤 直樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30502736)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | Perkinsus olseni / アワビ類 / アサリ / 生化学比較 / 感受性 |
研究実績の概要 |
Perkinsus olseniの国内産アサリ由来株3株とオーストラリア産アワビ由来株の栄養体を1か月程度PBM培地で培養したのち、培養液中の酵素活性を市販の酵素活性半定量キット(API ZYM)を使用して19種類の酵素の活性を比較した。その結果、オーストラリア産アワビ由来株のみリパーゼ活性が認められなかった。 また、P. olseni未感染の日本産アワビ類(トコブシ、メガイアワビ)とアサリを、P. olseniの国内アサリ由来株2株とオーストラリアアワビ由来株1株の遊走子に暴露したのち、循環水槽内で25℃で2週間あるいは4週間の飼育し、その間の宿主内の栄養体の数を経時的に調べることにより、それぞれの貝種のアサリ由来株およびアワビ由来株に対する感受性を調べた。その結果、国内アサリ由良株はいずれも、アサリでは顕著な増殖を示したが、アワビ類での増殖は低かった。一方、オーストラリア産アワビ由来株は、アサリでもアワビ類でもは顕著な増殖をしめした。この結果は、オーストラリア産由来株に顕著ではないものの、ある程度の病害性を持つことを示唆するものである。 カナダのバンクーバー島周辺海域に垂下したホタテガイを組織学的に検査したところ、わずかながらPerkinsus qugwadiの感染が認められた個体が見つかった。しかしながら、感染率が低く、生きた感染個体を得ることはできなかった。そのため、当初の目的であったP. qugwadiの培養株の作出、ならびに培養株を用いた研究の進展には至らなかった。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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