• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

薬剤耐性菌制圧に向けた天然物から創薬リードへの変換研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16H05097
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 創薬化学
研究機関北海道大学

研究代表者

市川 聡  北海道大学, 薬学研究院, 教授 (60333621)

研究協力者 勝山 彬  
佐藤 豊孝  
Lee Seok-Yong  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード薬剤耐性菌 / 天然物 / 創薬化学 / 有機合成化学
研究成果の概要

1)ムライマイシンの制御型誘導体の合成を行った。2)スファエリミシン誘導体の合成とMraY阻害活性評価を行い、高いMraY阻害活性を有する誘導体を見出した。3)ムレイドマイシンA誘導体を合成し、高いMraY阻害活性と抗緑膿菌活性を有する誘導体を見出した。さらにMraYとの複合体のX線結晶構造解析を行った。4)プラスバシンA3誘導体の合成を行った。またプラスバシンA3の作用機構解析も行った。5)コリスチン耐性細菌に有効な誘導体を見出すべく、コリスチン誘導体30個を合成しその抗菌活性を評価した。本研究では、抗薬剤耐性菌薬リードを開発する事が出来たと言える。

自由記述の分野

創薬化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

薬剤耐性菌に対する新規薬剤の開発は世界的急務である。本申請研究は、グラム陽性菌・グラム陰性菌双方の新規多剤耐性抗菌薬のシード供給を実現すべく、複数の天然物を研究対象として誘導体合成の効率的な供給と理論的薬物設計を通して、活性増強・毒性の低減・低分子化等をはかり、効率的にシードを獲得する。創薬ターゲットは従来の薬剤にはない新規作用機序を原則とし、ヌクレオシド系天然物とペプチド系天然物をベースとして、それぞれにグラム陽性菌・グラム陰性菌に対抗できる天然物を研究対象とする。抗薬剤耐性菌薬リードを開発する本研究の成果は、将来的に世界的な健康福祉の維持、QOLの向上に大きく貢献する事が予想される。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi